空調設備の更新と効率運用によるCO₂排出量および電力使用量削減
脱炭素導入までの流れ
長年にわたり地元の皆様に親しまれてきたことから、設備も長期にわたって使用されており、空調設備については更新の時期を迎えていました。そのため、エネルギー効率の面で課題があり、電力使用量や昨今の電気料金の上昇を心配していました。
特にB1F売場で使用されている1995年製のエアコンは、消費電力が大きく、設備更新の必要性を感じていました。
また、年間CO2排出量は185.1トン、電力使用量は約45万kWhと多く、このため、省エネと脱炭素の両面から経営改善を図る必要性を感じIDEC横浜に相談をしました。
①空調機器の高効率化(設備対策)
30年前に導入された業務用エアコンを横浜市のカーボンニュートラル助成金を活用して更新することで、消費電力の削減を図ります。今後も設備等の導入があれば補助金の利用を検討していくこととします。
②空調運用の最適化(運用改善)
空調設備の運用方法の見直しやフィルター等のこまめな清掃を行うとともに、全15台のうち11台のエアコンについては間欠運転システムの導入を検討します。
・空調の間欠システムを導入することにより、店内を冷やしすぎない、温めすぎないことが可能になり、またエアコンの更新も含めて年間で約10.7トンのCO2削減効果が見込まれます。
・それと同時に電気量は約26.251KWの削減、電気料金に換算すると約68万円の削減が期待できます。
・また今後も補助金を活用した設備更新を検討しており、その実施によってはさらなる省エネ効果が見込まれます。
