YAMAGATA株式会社
印刷業

ゼロコストで始める脱炭素:アイドリングストップと昼休み消灯の徹底

企業情報
企業名
YAMAGATA株式会社
所在地
横浜市西区高島 2-6-34
TEL
045-461-4000
従業員数
190名
事業内容
マニュアルを中心としたドキュメントの企画・制作・翻訳・出版・印刷からソフトウェア・システム開発までを手がけている総合印刷会社

脱炭素導入までの流れ

取組のきっかけ・課題

当社では、全3回の伴走支援を通じて、身近な行動から脱炭素の取り組みを始めました。
正式な計画は現在も策定中ですが、社内では少しずつ「自分ごと」としての意識変化が生まれつつあります。
その取組のきっかけについてご紹介いたします。
● 約5年前に照明のLED化、6年前には空調機器の更新(老朽化対策およびフロン対策)を実施しました。
しかし、その他の明確なCO₂削減策が見当たらず、社内で脱炭素計画の策定が進まない状況に。
● 一部の取引先から環境配慮に関する調査依頼や改善要請が増え、対応の必要性が高まっています。
● 初期コストを抑えつつ、現場レベルで実践できる取り組みの模索が急務となっています。

取組内容

社内でのCO₂排出要因を分析した結果、ガソリン使用量と電力消費が大きな割合を占めることが判明。 
そこで、以下の対策を講じました:
● 営業車両のアイドリングストップの励行
  業務中の車両停止時にはこまめにエンジンをオフにすることをルール化します。
● 昼休み中(1時間)の事務所内照明の消灯
  消灯を社内ルールとして定着させ、業務への影響を最小限に抑えながら電力削減を目指します。
⇩伴走支援の様子          ⇩LED照明間引き点灯実施

期待する効果

● ガソリン使用量の削減
  アイドリングストップに取り組むことで、1時間あたり約0.84~1.2ℓの燃料節約が可能とされており、CO₂排出量削減にも直結します。
● 照明の消灯による電力節約
  28Wの蛍光灯約100セットを1時間消灯することで、1日あたり約2.8Whの電力削減が見込めます。また、年間の電気料金では約4.5%の削減に繋がる見込みです。
● 社員の行動と意識の変化
  とある社員が昼時に取引先を訪問した際、他社が照明を落としていることに気づき、「うちでもやってみよう」という声が自然と生まれました。日常のちょっとした工夫が社内全体に広がり、環境意識の高まりを実感しています。

~企業担当者の声~

✨ 小さな一歩から広がる未来

これらの取り組みは、決して大がかりなものではありません。
しかし、“まずはできることから”の姿勢が、環境負荷の削減のみならず、社員一人ひとりの意識変革を促す重要なきっかけとなりました。
今後もIDEC横浜との連携を通じて、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。


                                             2025.7

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