横浜市経済局主催:脱炭素セミナーレポート 2026/3/5

公開日:2026/3/10

~企業の競争力を高める脱炭素経営の最前線~

概要

近年、サステナビリティ情報開示の義務化や取引先からの排出量削減要請の拡大などを背景に、
大企業だけでなく中小企業においても脱炭素への対応が重要な経営課題となっています。
企業活動の中で排出されるCO₂の削減は、環境対策としてだけでなく、企業価値向上や取引機会の確保にも直結する取り組みです。

プライム上場企業の一部に対し、段階的にサステナビリティ情報開示が義務付けられることにより、
中小企業においても、取引先の大企業から温室効果ガス排出量等の報告を求められる場合があり、
対応が不十分であれば取引先との関係に変化が生じることも想定されます。

こうした背景を踏まえ、本セミナーで“サプライチェーン全体での脱炭素化”をテーマに、
脱炭素経営の最新動向や企業の取組事例、実践に向けたポイントについて解説が行われました。

当日の次第

本セミナーでは、中小企業においてもさらに脱炭素化の取組を進めるきっかけとして、
東京エレクトロン株式会社のサステナビリティグローバルヘッドを講師に迎え、脱炭素社会に向けた取組やサプライチェーン(Scope3)の推進について紹介していただきました。
また、セミナー終了後には名刺交換の時間を設け、脱炭素化の取組について、参加者同士が情報交換できる場としました。セミナー後に、こうした交流の場を設けるのは今回が初めての試みでしたが、参加者同士が活発に情報交換を行う様子が見られ、有意義な交流の機会となりました。

日時:2026年3月5日㈭ 14:30~16:00
場所:横浜情報文化センター6階 情文ホール
内容:
(1)環境省のバリューチェーン全体での脱炭素推進について
  (有限責任監査法人トーマツ シニアマネージャー 佐々木 真 氏)
(2)基調講演「脱炭素社会に向けた企業の取組」
  (東京エレクトロン株式会社 サステナビリティグローバルヘッド 荻野 裕史 氏)
(3)施策紹介
   横浜市の中小企業向け脱炭素支援施策について(横浜市経済局)
   IDEC横浜における脱炭素化取組支援メニュー、事例紹介について(IDEC横浜)
(4)交流会・名刺交換会

参加者の声

本セミナー終了後には、参加者から多くの反響が寄せられました。
「脱炭素は大企業だけの話ではなく、中小企業にも関わるテーマであることを改めて実感した」「世の中の流れとして対応が求められていることがよく理解できた」といった声が聞かれました。
また、「まずは自社のCO₂排出量を把握することから始める必要があると感じた」「何から取り組めばよいのか整理できた」といった感想もあり、脱炭素経営の第一歩を考えるきっかけとなった様子がうかがえました。
一方で、「内容は理解できたが、それをどのように自社の事業に反映させていけばよいのか難しい」「他社の具体的な削減計画や取組内容について、さらに詳しく知りたい」といった意見も見られました。

IDEC横浜の伴走支援では、こうした課題に対して、他社の取組事例なども紹介しながら、企業の状況に応じた脱炭素の進め方を一緒に検討しています。
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まとめ

~企業同士のつながりから広がる脱炭素の取組~

当日は中小企業の方々だけでなく、大手企業や金融機関など、さまざまな業種・立場の方が約60名参加されており、
「脱炭素」というテーマへの関心の広がりを感じる場となりました。
企業単独での取組だけでなく、こうしたネットワークや情報共有の場が、
今後の脱炭素の取組を進めていくうえで重要な役割を果たしていくことが期待されます。
今後は、実際に脱炭素に取り組む中小企業の事例や最新の取組動向なども共有できるよう、来年度以降もセミナーの開催や情報発信を行っていきたいと考えています。

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